バリスタ通信

2008 年 7 月 10 日

「お先に」不況から抜け出したシリコンバレー:人材集積と自治体

カテゴリー: 未分類 — 周旋屋 @ 8:58 PM

(英語)クリスチャン・サイエンスモニター紙のイノベーション欄より。(翻訳ではありません。詳細はリンク先にてご確認ください)

 2000年代前半に起きたドットコムバブルの崩壊で、かのシリコンバレーも大打撃を受けた。
しかし今やシリコンバレーは以前にも増して活力を取り戻し、ニューヨークを抜いて全米で最も豊かな地域へ
変貌を遂げている。

 わずか6年前、シリコンバレーの中心であるサンノゼ市は世界恐慌以来他のどこの街も経験しなかった
規模で職が失われるという経験をしたが、弱いドル、すばらしく高レベルの教育、移民の活力という
3つの要素をフルに活用してハイテク製品の輸出ビジネスのおかげで復活することができた。

昔むかし、私めも外資勤めをしてたとき、本社がサンノゼにある会社だったので何回も行ってましたが、
まー確かに優秀な人材が佃煮にするぐらいに一杯いますわ、あれは。近くにスタンフォード大学なんか
もあって元々インテリな感じのエリアですが、それに加えて海外からわんさかその国のトップクラスの
人材が押し寄せるんでそらもうすごいことに。
とはいっても、もちろんそうした人材が入っていきやすいように役所も会社も環境整備しているってのが
大きいですけどね。なんでもサンノゼ市では米国内で生まれた人は39%しかいない(!)らしい。

それにしてもそういう人たちは給料も高いはずだからそうそう中途半端な技術では人件費がコストに
占める割合が高いので、サンノゼ辺りで製造してたんじゃとても競争にはならないはず。
ところが思いっきりレベルの高い技術で作る製品は、製造に携わる人も高いレベルの訓練を受けて
いる必要がある。このような人材は中国だろうとインドだろうとやっぱり給料が高いので、さほど人件費
に開きはなく、むしろ急速に縮まりつつあるんだそうで。それでドルも安いってんなら、EUあたりに輸出
すれば相当儲かるわけですね。

シリコンバレーというとIT系のイメージが強いですが、ナノテク、バイオ含め今は様々な分野でハイテク
企業が集積してるんだそうで。シリコンバレーじゃなくってイノベーション・バレーと呼ぶべきだってこの
記事に出てる人も言ってますな。

そうそう、それと忘れちゃいけないのが役所も違うってとこです。実際にサンノゼで太陽電池の会社を
立ち上げた人の話によると、重要な許認可のいくつかは24時間以内で降りた(!!!)んだと。その
人曰く、「豊富な人材が近くに集積していること、産業地域が十分にあること、そして自治体の素早い
対応がサンノゼを突出した地域にしている」。

まあ日本ですぐにシリコンバレーと同じことをやれ!っていっても無理ですが、アレンジして応用する
ことはできるんじゃないかなあと。だからといってすぐに「視察だっ!」って向こうに行って見るだけ見た
ところで無理ですよね。要所を押さえてこっちで応用できるように骨組みを再構成しないと。

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